夏に胃が調子が悪くなる理由|実体験でわかる夏バテ胃痛の原因と対策

改善対策

「夏になると胃の調子が悪くなる」「冷たい飲み物で胸焼けがする」「夏バテで食欲が落ちる」…
こうした経験、ありませんか?
私も毎年、蒸し暑い夏になると胃の不快感に悩まされていました。
この記事では、私の実体験をもとに、夏に胃が調子を崩す原因と、誰でも簡単にできる対策を解説します。
医学的根拠も簡単に説明しつつ、日常で実践できるポイントを中心にまとめました。


実体験:私の夏の胃不調

私が初めて夏の胃不調を強く感じたのは、20代後半の頃でした。当時の私はシフト制で「遅晩」と「早晩」の勤務があり、遅晩の時はだいたい12時頃に出勤していました。
家から駅までの距離が結構あったので、自転車で移動するのですが、その時点ですでに体がだるく、胃も重く感じていました。まだ仕事を始めてもいないのに、なぜこんなにしんどいのかと不思議に思ったほどです。

遅めの朝ごはんを食べるのですが、食べた直後にムカムカして、胃がチクチクと痛むこともありました。暑さで体が消耗しているせいか、胃の消化機能も弱っているのがよく分かる感覚でした。自転車を漕ぎながらも「今日一日、仕事をこなせるだろうか」と少し不安になるほどでした。

こうした体験から、私は夏に胃が辛くなるのは、単に暑さだけではなく、生活のリズムや食事のタイミング、移動や活動の負荷なども大きく影響していると実感するようになりました。


1. 冷たい飲み物や食べ物で胃が冷える

私は夏になるとアイスコーヒーや氷入りジュースを手放せませんでした。
ある日、ランチ後にアイスコーヒーを一気に飲んだところ、胃がキリキリ痛み、胸焼けで午後の仕事が全く手につかなくなりました。
その日は家に帰ると、胃の不快感で横にならざるを得ず、氷で冷えた胃がなかなか戻らない感覚を覚えました。
この経験から、冷たいものは一度に大量に摂らず、少量ずつ飲むことが重要だと痛感しました。


2. 暑さで体力消耗 → 胃の働きが低下

猛暑の昼下がり、私は販売の仕事をしている中で、胃の重さとだるさを強く感じることが増えていました。体力を必要とする仕事なので、しっかり動かなければならないのに、夏になると胃がもたれ、接客の合間にも集中力が途切れることが多くなりました。

特に湿度が高い日や、熱中症ぎりぎりの気温の時は、胃のムカムカがひどく、食欲が全く湧かず、軽くおにぎりやサンドイッチを食べるだけでもつらい状態でした。体力勝負の日々で、食べなければ疲れが取れないのに、胃腸が思うように働かず、食べられない、元気が出ないという悪循環に陥っていました。

結局、当時は知識も乏しく、冷たい飲み物や栄養ドリンクでなんとか気合いを入れてやり過ごしていました。今思うと、栄養ドリンクに含まれるカフェインや糖分が胃を刺激していたので、ますます調子を悪くしていたのだろうと反省しています。

この経験から学んだのは、暑さによる体温上昇と胃腸の働きは密接に関係しているということです。冷たい飲み物で一時的に涼をとることはできますが、胃が弱っていると消化が追いつかず、かえって不調を悪化させる場合があります。私のように夏に体調を崩しやすい人は、気温や湿度に応じた食事や水分補給の工夫が必要だと実感しました。


3. 冷房での急激な温度変化

当時、私はアパレルの販売員として働いていました。春先のまだ寒い時期でも、ファッション重視で少し早めの春服や薄手のアイテムを着ていたことがありました。寒さを感じながらも見た目を優先する日々は、体への負担になっていたと今では思います。

さらに、勤務先は少し高めのブランドで、靴もヒールが必須。長時間ヒールを履き、冷たい外気にさらされる足は、血流が滞りやすく、体の末端が冷えてしまいました。結果として、足の冷えや全身の血行不良が、体の不調に少なからず影響していたのだと思います。

当時は20代で体力もあったため、なんとか日々の仕事はこなせていました。しかし、こうした極端な温度差や冷えの影響が、若いながらも体にじわじわと負担をかけていたことを、今になって実感します。寒い外気と暖房の効いた室内、そしてヒールや薄着での勤務——極端な温度変化の積み重ねが、体調不良の一因だったのだと、振り返ると納得できます。


4. 偏った食事の影響

夏になると、どうしても冷たい麺類やジュースでランチを済ませがちでした。特に私の場合、スターバックスのカフェオレが大好きで、暑い日にはついつい冷たい飲み物に手が伸びてしまいます。7月や8月の真夏は、温かい飲み物を飲むのもなかなか難しく、消化に良さそうなものと言えば、冷やし中華やざるそばなどの冷たい麺類に頼ることが多かったです。

しかしある日、冷やし中華だけをランチにした結果、午後から胃が重くなり、胸焼けとゲップに悩まされることに。接客や立ち仕事をしていると、胃の不快感が常に気になり、仕事に集中できなくなるほどでした。冷たいものは一時的には涼しく感じても、胃に負担をかけやすいということを、身をもって体験しました。

逆に、少し工夫をして温かいおかゆや野菜スープを少量ずつ摂るようにすると、胃の違和感が軽くなり、午後も快適に過ごせることに気づきました。暑くても、温かいものを少しずつ取ることで消化がスムーズになり、胃への負担が減るのです。

また、クーラーの効いたオフィスやカフェで休む場合も、温かい飲み物や汁物を取り入れることは効果的でした。暑い中で冷たいものばかり摂ってしまうと、胃腸が冷えて消化機能が低下しやすく、結果的に胸焼けや胃の重さを招くことがわかりました。

この経験から、夏の胃不調の原因は、冷たいものや偏った食事にあると学びました。暑いからといって冷たいものだけに頼るのではなく、少量でも温かい食事を取り入れることで、胃の調子を保ちながら夏を乗り切ることができるのです。


5. 夏の水分補給とお酒との付き合い方

夏は暑さが厳しくなるため、水分補給がとても重要です。私自身も、暑い日にまとめて大量に飲むことがありましたが、今考えるとそれはあまり良くありませんでした。最近ではよく言われていますが、少量をこまめに飲むことが夏の胃腸には最適です。冷たい飲み物を一気に飲むと、胃が一時的に冷えて消化機能が落ち、胸焼けや胃もたれの原因になりやすいのです。私は実際に、冷たいジュースを一度に大量に飲んだ翌日には、胃の重さと不快感で朝からつらい思いをしました。

そして、夏と言えばお楽しみの一つがお酒です。私は生ビールやレモンチューハイが大好きで、夏場になるとついつい居酒屋で楽しんでいました。しかし、冷たいお酒を2〜3杯飲み、枝豆や冷ややっこといった温かくないおつまみばかり食べると、胃にはかなりの負担になります。私もお酒はあまり強くないので、飲んだ後は胃のもたれや胸焼けで翌日まで不快感が残ることもありました。

この経験から学んだのは、お酒を楽しむときも胃に優しい工夫をすることの大切さです。例えば、冷たいお酒の合間に少量の温かい雑炊やスープを摂ると、胃が温まり消化もスムーズになります。冷たい飲み物やお酒ばかりに頼らず、温かいものを少し取り入れることが夏の胃を守るポイントだと実感しました。

さらに、外での飲み会や暑い日のビールも、最初に少量ずつ楽しむことで、胃への負担を抑えることができます。私の場合も、以前は居酒屋で一気に飲んでしまい、翌日の胃の不快感に悩まされていましたが、この工夫を意識するようになってからは、胃の調子を大きく崩すことは少なくなりました。


まとめ:夏の胃不調を防ぐポイント

  1. 冷たい飲み物は少量ずつ摂る
  2. 温かい飲み物や常温水を取り入れる
  3. 食事は軽すぎず、バランスを意識する
  4. 冷房対策で体を冷やしすぎない
  5. 腹部を圧迫しない服装を選ぶ

夏は暑さ、冷たい飲食物、冷房、偏った食事、水分の摂り方など、胃に負担をかける要素が多くあります。私の実体験からも、少しの工夫で胃への負担を大幅に減らせることがわかりました。

冷たい飲み物を少しずつ飲む、腹部を圧迫しない服装を選ぶ、食事のバランスに注意するだけでも、夏の胃不調は予防可能です。このブログを読んで「自分でもできそう」と思ってもらえたら嬉しいです。

とはいえ、本当に夏って、どれだけ気をつけても胃が弱まってしまうんですよね。私だけじゃなく、意外と弱い人って多いのかもしれません。でもやっぱり、夏も終わりがあるので、夏の終わりまでは胃と仲良く付き合いながら、自分にとってどういうものを食べたり飲んだりしたら良いかを少しずつアップデートしていくことが大切です。年齢との付き合い方も意識しながら、無理せず夏を乗り切ることがポイントだと思います。

そして、夏を乗り越えれば、私の大好きな秋が待っています。秋になると胃の調子もぐっと良くなり、食欲も一気に増すので、体も心も元気になれる最高の季節です。そのことを楽しみにして、私は毎年、夏の胃の苦行を何とか乗り越えています。正直言うと、夏は本当に大変で、体のことを考えると苦行に近いですが、それもまた季節との付き合いの一部だと思えるようになりました。

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