20代で発症した私の逆流性食道炎体験と食事・生活改善のコツ

体験談

発症のきっかけ

私は20代半ばごろ、仕事が非常に忙しい時期に、胸焼けや胃のむかつきを感じることが増えました。
食後には胸のあたりがじりじりして、酸っぱいものが口に上がってくることもありました。夜寝るときには特に症状が強く、横になるたびに胃の不快感や胸の圧迫感で目が覚めることも少なくありませんでした。

最初は「疲れているだけかな」と思って放置していたのですが、症状が長引くにつれ、医師に相談。診断の結果、逆流性食道炎の可能性があると言われました。これが私の胃腸との戦いの始まりでした。


服装と逆流性食道炎

逆流性食道炎になってから、まず私が見直したのは服装です
特に、ブラジャーやウエストがきつい服は、腹圧が上がり胃酸の逆流を悪化させることに気づきました。

私が20代半ばの頃は、今のようにブラトップがまだ一般的ではありませんでした。ノンワイヤーの緩めのブラジャーを選び、サイズもできるだけゆったりめにしていました。それでも冬場はブラジャーをつけないこともあり、「本当にブラジャーって逆流性食道炎の敵だな」と感じることが多かったです。

現在は、ユニクロなどで手軽にブラトップが手に入るようになり、女性としての恥ずかしさを感じずに、胃への負担も軽減できることは非常に助かります。服装を少し工夫するだけでも、胸焼けや圧迫感がかなり軽減されるので、服装管理も逆流性食道炎対策の重要なポイントだと実感しています。

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逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎とは、胃の中の酸や食べ物が食道に逆流して、食道の粘膜に炎症を起こす状態です。
健康な人でも少量の逆流はありますが、逆流性食道炎の人は逆流の時間が長く、炎症が起きやすくなります。

胃と食道のつなぎ目にある「下部食道括約筋」という筋肉がゆるむと逆流が起きやすくなります。加齢や衣服の締め付け、食べすぎや早食いなど、さまざまな原因があります。
特に私のように仕事で座りっぱなしの時間が長い場合、胃への圧力が増し、逆流を起こしやすくなることもあります。


逆流性食道炎になりやすい食習慣

私が症状を振り返ると、以下の習慣が特に影響していました:

  1. 早食い・食べ過ぎ
     忙しい日々の中で、食事はパパッと済ませてしまうことが多く、よく噛まずに飲み込むことがありました。これにより、食べ物と一緒に空気を大量に飲み込み、げっぷや逆流の原因になっていました。
  2. 脂っこい食べ物の摂りすぎ
     揚げ物やこってり料理を好んで食べていましたが、消化に時間がかかるため、食後に胸焼けや胃のもたれが起こりやすくなります。
  3. カフェイン・炭酸・アルコールの過剰摂取
     コーヒーや緑茶、炭酸飲料、アルコールは下部食道括約筋をゆるめ、胃酸を増やすことがあります。私も仕事中に何度もコーヒーを飲む習慣があり、症状を悪化させていました。

食事でできる7つの工夫

  1. 消化にやさしいメニューを選ぶ
     鶏ささみや白身魚、豆腐など脂の少ない食材を中心にしましょう。
     調理は煮る・蒸す・ゆでるなど、油をほとんど使わない方法が理想です。
     私の場合、豆腐の卵とじや白身魚と野菜のクリーム煮などをよく作りました。
  2. 胃酸を抑える食材を積極的に摂る
     キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)が胃酸の過剰分泌を抑えてくれます。
     レタス、アスパラガス、ブロッコリーも効果的です。汁ごと食べると効率的に栄養が摂れます。
  3. 胃酸を増やす食材は控える
     香辛料の強い食べ物、揚げ物、チョコレートやケーキ、酸味の強い果物などは控えました。
  4. 麺類はほどほどに
     すすって食べることで空気を多く飲み込み、逆流やげっぷの原因になります。
  5. 腹八分目と体重管理
     食べ過ぎは胃の圧力を高め、逆流を起こしやすくします。肥満の方は特に注意が必要です。
  6. ゆっくり食べる習慣
     満腹感は15〜20分で脳に伝わると言われています。箸を置きながらゆっくり食べると、少量でも満足感が得られます。
  7. 就寝前は食事を避ける
     食後すぐに横になると、胃酸が食道に残りやすく炎症が起こる可能性があります。食後2〜3時間は間をあけることが理想です。

漢方薬との出会い

ネットで「逆流性食道炎 漢方薬 安い」と検索し、オルスビー錠という漢方薬を見つけました。
試しに飲んでみると、それまで感じていた食道の圧迫感がスーッと軽くなり、夜中の発作もほとんど起きなくなりました。
しばらく続けて服用することで、生活の質が大きく改善しました。

また、食事だけでなく、服装や生活習慣と組み合わせることで、逆流性食道炎の症状はかなりコントロールしやすくなることも実感しました。


まとめ

逆流性食道炎は完治が難しい場合もありますが、食事・生活習慣・服装・漢方薬などの工夫で十分コントロールできることを実感しました。

私の場合、緩めのブラジャーやブラトップ、消化にやさしい食事、夜の漢方薬が特に効果的でした。
自分に合った方法を少しずつ取り入れることで、日常生活を快適に過ごせるようになります。

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